Q&A

エコカラットプラスとは

Q. 材質は何ですか?

A. 「多孔質セラミックス」です。

エコカラットプラス拡大写真

エコカラットプラスは、微細な孔を持つ原料をタイル状に焼いてインテリアで使用できるようにしたものです。この微細な1ナノメートル(1mmの百万分の1)の孔に空気中の湿気が入ったり出たりすることで、湿気を吸収したり放出したりして湿度を変化させる働きをしていると考えられています。

Q.「調湿建材」とは何ですか?

A. お部屋の湿度を調整することのできる建材です。

エコカラットプラス拡大写真

エコカラットプラスは、「調湿建材」として登録を取得した商品です。調湿建材を張った室内は湿度の変化を緩和しますが、材質や製法によって湿度を調整する能力が異なります。内装仕上げ材や下地材の中で、所定の調湿性能を有する製品を、一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会において審査・登録し、「調湿建材」として、マークを表示する制度が運用されています。

Q. 珪藻土より優れているって本当ですか?

A. エコカラットプラスには珪藻土の5~6倍の調湿機能があります。

珪藻土に比べ、様々な形状やレリーフがあり、壁紙や照明などと一緒に、インテリアに適したデザインが充実しているのが魅力です。エコカラットプラスは、珪藻土に比べ、微細な孔を豊富にもっており、エコカラットプラス1㎡分の微細な孔の表面を広げると東京ドーム約11.5個分に相当します。

エコカラットプラス1㎡の孔の表面積を広げると

1㎡当たりのエコカラットプラスの孔の表面積は約539,000㎡※1になります。この表面積を東京ドームの面積※246,755㎡で割り算すると…

1㎡あたりの孔の表面積は、東京ドーム 約11.5個分

※1 エコカラットプラスの孔の表面積を測定するとエコカラットプラス1g当たり43㎡です。
  エコカラットプラスは1㎡当たり約9,900gです。
※2 東京ドームHPのQ&Aより、ドーム建築面積。
  東京ドームの何個分との表現に使われる数字。

使い方について

Q. どんなお部屋に使えますか?

A. リビングや寝室、お子さまのお部屋、洗面、玄関、トイレにおすすめです。

日常生活の中心であるリビングや寝室、お子さまのお部屋、洗面、玄関、トイレにおすすめです。インテリア性はもちろん、居室では生活臭や結露の低減、また、お客さまをお迎えする玄関や湿気やニオイがこもりがちなトイレなどに向いています。

部屋の図

Q. どのくらい使えばよいのですか?

A. 居室(12畳)なら4㎡以上、トイレなら1㎡以上をおすすめします。

実際には、効果はお部屋の広さや、窓の大きさ、換気や風通しの違いによって変わりますので、あくまで目安です。一般には、お部屋の床面積の1/4に相当する㎡数、または、1坪あたり1㎡程度を目安に採用される方が多いようです。

面積に関する図

シックハウス症候群について

Q. シックハウス症候群について、教えてください。

A. 室内の汚染物質が原因で起こるさまざまな健康障害です。

住宅に入ると起こる、目やノドの痛み、頭痛、ぜんそく発作、アトピーの悪化などの症状を「シックハウス症候群」と呼びます。室内空気の汚染が主な原因とされていますが、住宅の気密性が高まったことで室内にこもりやすくなった汚染物質にさらされるうち、徐々に健康に悪影響が出てくるといわれています。

Q. 汚染物質にはどんなものがあるのですか?

A. ホルムアルデヒドやトルエンなどの有害物質があります。

内装材や家具などに使用されるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物(VOC)、またハウスダストなどが代表的なもの。中でもホルムアルデヒドは、近ごろ社会問題化している「化学物質過敏症」の原因とされ、微量であっても長期にわたって接触することで発症するといわれています。

Q. 原因は住宅の気密性だけですか?

A. 室内に使用される家具や内装材にも原因はあります。

住宅の気密性の高さだけがシックハウスを生み出したとはいえません。化学物質を含んだ建材や家具類、内装材などが気密性の高い住宅に使用されるというのが現状です。こうした現状を改善するような、適切な材料の選定をおすすめします。

シックハウスの原因となる室内空気汚染

建材・施工材・製品 主な汚染物質
合板、パーティクルボード ホルムアルデヒド、ピネン
断熱材 ホルムアルデヒド
フローリング ホルムアルデヒド
ナフタリン、有機リン酸系殺虫剤
ビニールクロス ホルムアルデヒド、可塑剤、難燃加工材
防蟻剤(木部処理、土壌処理剤など) 有機リン酸系、ピレスロイド系殺虫剤
木材保存剤 有機リン酸系、ピレスロイド系殺虫剤
塗料 トルエン、キシレン
接着剤 トルエン、キシレン、可塑剤
カーペット、布団、カーテンなど ダニの死骸、カビの胞子、微生物

その他、ご採用にあたって

Q. 公的認定や特許はありますか?

A. 次のような認定や登録を取得しています。

●「調湿建材」
一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会より登録を取得しています。

●「室内空気中の揮発性有機化合物低減技術(建材)」
ホルムアルデヒドの低減効果について
(一財)日本建築センターより審査証明を取得しています。

●「特許第3368278号」
エコカラットプラスは通産省工業技術院名古屋工業技術研究所
(産業技術総合研究所中部センター)共同研究商品です。

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