ご採用の前に エコカラットプラス・デザインパッケージ

エコカラットプラスの施工に適した下地

下地材 適否 条件・特徴
せっこう
ボード
せっこうボード(GB-R)
強化せっこうボード(GB-F)
厚さ 9.5mm 以上、プラスターボードとも言う
厚さ 9.5mm 以上、防火性が高い
シージングせっこうボード(GB-S) 厚さ 9.5mm 以上
水まわり下地では不可、多湿な場所は可
化粧せっこうボード(GB-D)
せっこうラスボード(GB-L)
吸音孔あきせっこうボード
化粧せっこう吸音ボード
特殊せっこう吸音ボード
× 仕上げ処理不要、表面材との接着性不明
プラスター塗り壁用
天井仕上げ用、孔あき

合板 普通合板
構造用合板
厚さ 9mm 以上 I類 JAS 基準 F ☆☆☆☆
厚さ 9mm 以上 特類、I類 JAS 基準 F ☆☆☆☆
[留意点] 留意点 ① ホルムアルデヒド放散量JAS 基準 F ☆☆☆☆の合板を使用してください。
② ニオイを嗅いでみて異臭がしないことを確認してください。
③ 反り防止のため、ビス留め間隔は 150mm 以下とし、胴縁間隔は 303mm 程度としてください。
④ 軽量鉄骨下地の場合、スタッド間隔は 303mm 程度とし、下地の縦横ジョイント部にジョイントテープ(FATAPE-100/(株)LIXIL)を張り付けてください。
繊維強化
セメント板
けい酸カルシウム板 比重 1.0、厚さ 6mm 以上
ストレートボード(フレキシブル板) × 割れることがあります
木毛・木片セメント板
ファイバーボード
パーティクルボード
× 水に対して敏感、反りが大きい

[留意点] 留意点 軽量鉄骨下地の場合、スタッド間隔は303mm程度とし、下地の縦横ジョイント部にジョイントテープ(FATAPE-100/(株)LIXIL、別途手配)を張り付けてください。
セメント系 コンクリート+モルタル下地
ブロック+モルタル下地
303角、303×606角、異形状セットについては、
0.5~1mmの隙間をあけてください。
押出成形セメント板 パネル内に割り付けてください。
ALCパネル
◎ 適しています
◯ 適しています。留意点があります。
☓ 適用できません

※ いずれも、面精度は±1.0mm/2m以内としてください。
※ コンクリート+モルタル下地、ブロック+モルタル下地の場合は、下地にひび割れが生じるとエコカラットプラスにも割れが生じることがありますのでひび割れのない下地を作製してください。
※ 独立柱に直接、またはボードを取り付けてエコカラットプラスを施工することは避けてください。動きにより出隅部にひび割れが入ることがあります。
※ 建築工事標準仕様書・同解説JASS26内装工事/日本建築学会に準じた下地仕様としてください。
※ 乾式下地の仕様については、巻末(P.64)「(補足)乾式下地について」も合わせて参照してください。

推奨クシ目一覧・張付材標準使用量

エコカラットプラス 推奨クシ目
サンティエ、ラフセメント、グランクォーツ、ストーングレース、アンティークマーブル、ビンテージオーク、ファブリコ、ネオトラバーチン、スモークウッド 5mmクシ目
上記以外 3mmクシ目

リフォームなど既存仕上げに施工する場合のご注意

既存壁が壁紙仕上げの場合

既存仕上げ 施工方法
壁紙がビニル系(フッ素、EB等の撥水系表面処理品を除く)、布系の場合 ■ ボード下地の場合
壁紙の上から施工可能※1
■ セメント系下地の場合壁紙の端部のみをはがして、壁紙の上から施工可能※2
上記以外 壁紙をはがして施工
※1 タッカーで補強してください。
※1、2 表面がひどく汚れていたり、壁紙が所々はがれている場合は、壁紙をはがして施工してください。
※1、2 壁紙の材質、表面加工の有無がわからない場合も壁紙をはがしてください。
※1、2 詳細な情報は、エコカラットプラス施工マニュアルをご覧ください。

既存壁が壁紙以外の仕上げの場合

通常の仕様での張り付けはできません。下記対処をお願いします。
既存仕上げ 対処法
塗材・吹付け ボードの捨て張り、もしくは塗材をはつる
漆喰、せっこうプラスター塗り ボードの捨て張り
鉄板 ボードの捨て張り
タイル イナメントボーイRE/(株)LIXILで施工
石(大理石、テラゾなど) ボードの捨て張り
れんが、コンクリートブロック モルタル下地作成後、
イナメントボーイRE/(株)LIXILで施工

共通注意事項

  • 水道から直接水がかかる場所など、常時水がかかったり、水がたまったりする場所には使用できません。
  • 公共トイレの腰壁にご使用の場合、床面をモップなどで清掃すると、
    接触で表面が損傷したり、汚れたりする場合があります。
    必ず幅木(高さ100mm以上)を入れてモップなどの清掃具があたらないようにしてください。
  • 浴室・キッチンバックには使用できません。リビング・寝室など、使用高さが3m未満の屋内壁部に施工可能です。
    吹抜け、天井部は別途ご相談ください。下記の施工可能な部位をご確認ください。
  • エコカラットプラスの寸法誤差や下地の状態(不陸等)によってエコカラットプラス間に数mm程度の隙間があく場合があります。
  • 「スーパーエコぬーるG」がエコカラットプラスの表面に付着した場合は、硬化する前に湿ったウエスで拭き取ってください。拭き残した部分が硬化してしまった場合は、家庭用中性洗剤を吹きかけたティッシュやウエスでこすり取ってください。
  • 入隅、幅木まわりや他素材との取り合い、納め方の詳細についてはエコカラットプラス施工マニュアルをご参考ください。※詳細は、エコカラットプラス設計・施工マニュアルをご参照ください。ビジネスユーザー向け情報サイト「LIXILビジネス情報」(https://www.biz-lixil.com/descript/tile_list.php)からもご覧いただけます。
  • 壁面の断熱が十分施されていない気密性の高いRC造の建物内でガスストーブを燃焼するなど、連続して室内を加湿するような環境下において、エコカラットプラスのみではRC壁面での結露制御が難しい場合があります。他の方法も併せてご検討ください。
  • エコカラットプラスは、部屋の使用条件・気象・換気等の条件により、十分な効果が発揮できない場合があります。
  • カビやダニが発生・繁殖しないことを保証するものではありません。通気の悪いところでは、定期的な窓開けなど十分な換気対策をお願いします。カビが発生した場合は、塩素系漂白剤でのメンテナンスをおすすめします。
  • 小端部に汚れが付着した場合は、一般家庭用洗剤を歯ブラシなどに付けて速やかに除去してください。付着した汚れの種類によっては除去できない場合があります。
  • 養生テープなど粘着力の強いテープを用いた場合、表面を傷める原因となりますので、使用しないでください。
  • 白を基調としている色番は、汚れには十分注意して施工してください。
  • 光の当たり方によっては、場所により見え方に違いが出る場合があります。
  • 生産ロット単位、形状間、および1枚ごとなどに色合いが異なる場合があります。
  • フッ素、EB等の撥水系表面処理された壁紙、紙系、オレフィン系の壁紙の上からは施工できませんので、壁紙を剥がしてから施工してください。

エコカラットプラスの施工可能な部位

エコカラットプラスの施工可能な部位の図

エコカラットプラスの施工が不可能な部位

エコカラットプラスの施工が不可能な部位の図

エコカラットプラスの推奨施工面積

空間全体の調湿効果を発揮する目安として、その空間の床面積の1/4 以上の壁面積に施工いただくことをおすすめしています。

使用部屋 リビング 寝室 子供部屋 洗面室 トイレ
12畳(19.4㎡程度) 8畳(13.0㎡程度) 6畳(9.7㎡程度) 2畳(3.3㎡程度) 1畳(1.6㎡程度)
施工面積目安 4~6㎡ 3~4㎡ 2~3㎡ 1~2㎡ 1㎡

※ 天井高を2.5mとして算出しています。
※ 推奨面積はあくまでも目安で、いずれのお客さまに対しても施工後の効果は保証しておりません。
  通気の悪いところでは、定期的な窓開けなどの十分な換気対策をお願いします。

購入をご検討の方へ

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